■ドルフィンプログラム4の報告/レンガの家


最終日には余裕の記念写真 去る、6月13日(日)〜17日(木)にかけてドルフィンプログラム4を実施、参加者3名は、無事イルカと泳ぐことが出来ました。
 今回参加した3名はいずれも自閉症と診断された知的障害児・者です。
最高の天気。そして海況にも恵まれました。
ドルフィンプログラムの3名に加えてオーシャンクラブから2名の参加があり、それにスタッフが8名随行したので合計13人の大グループです。

 M君は現在中学1年生、5歳のときプールに通い始めたとき、顔も水につけられない男の子でした。
 Sさんは現在高校1年生、プールに入って本格的に指導を受けるようになったのは確か彼女が小学3年生のとき。
最年長のT君は現在19歳、プールに通い始めて5年。初めは、犬掻き程度の泳ぎしか出来ませんでした。 3名ともプール教室に通い始めて5年か10年が経っています。

 梅雨のこの時期、本来この島は梅雨前線に翻弄され、雨と風、波との戦いですが、本プログラムは奇跡的に前日とも好天に恵まれ、海は穏やか4回目にして初めて予定していた全てのプログラムが実施されました。


 いくら穏やかとは言っても、そこは黒潮が洗う外海、何もかもがプールとは大違いのスケールの大きさ、そしてイルカたちが生活を営む豊かな海。
 初めて海に入ってイルカを目の前にしたとき、事前学習をして自信たっぷりだったM君は、本物の大きさ、優雅さ怖さを肌で感じ取ったのでしょう。怖くて声が止まらなくなってしまいました。

 Mくんは、緊張のせいでしょうさほど揺れない船に酔ってしまいぐったり。
 Sさんは、さすが水の子、初めて目にするイルカに興味津々、潜れないことがとっても悔しそうでした。(シュノーケルは使えるが潜ることは出来ないのです)
 大きくて豊かな自然に包まれて、3人は日ごと挑戦、克服を繰り返し、最終日には自信に満ちた幸せそうな表情を浮かべ、イルカと泳ぐことが出来ました。ミナミハンドウイルカのお出迎えです。


 2年間、着慣れないウエットスーツを身にまとい、呼吸の自由が利かないシュノーケルの練習を繰り返してきた3人がその2年間の努力を大きな経験として自らのものにした瞬間だったように感じます。
 
 このプログラムに賛同し協力をしてくださった多くの皆様、そして、ご父兄の皆様、2年間がんばった3名の仲間に感謝いたします。ありがとうございました。


スタッフから…

「プールにきているメンバー達がイルカと泳いだらどんなだろうか?」小さな興味と大きな期待からこのプログラムがスタートして10年が過ぎました。「本当にこの子達に出来るんだろうか?」この疑問にいつも答えてくれるのは子供達です。
「やれば出来る! 継続は力なり!」こんなステキな言葉を、身をもって私達に教えてくれたみんなが素晴らしい体験をしてくれればと願っています。
自然の恵みがありますように……

発達プログラム レンガの家 プール教室
姥山 剛

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