■「みらい」の活動


■ターミナルケアへの一歩〜いやしのK・K子さん〜


 高齢化が一層進む中、ゆきわりそうに関わる件数の多くは、家族の中にいながらも、よりベストな日々を送っている人は少ない。 また、一人暮らしの方々の日々の生活は、安全,安定、至福には 程遠いものとして私たちの心を痛めます。 排尿、排便、入浴、食事、衛生、住居環境は、語りつくせぬ悲哀に満ちたものが多いものです。入退院を繰り返しながら生活力を失った高齢者が、自宅に帰る条件はあまりに厳しいものがあります。
 
 さてある日、94才になるK.K.子さんの娘さんから相談を受けました。 K.K子さんは、日常生活は全自立であり、日々 植木などを育てて楽しみ、家事を荷いながら、おだやかな心豊かな生活を営まれていらっしゃいました。
 ところが、2005年8月23日、玄関口でのふとしたつまづきで転ばれて肋骨骨折で入院されましたが9月10日に退院、治癒されてからは再び以前の生活が復活しました
 2006年3月18日、娘さんが勤務先から帰ってくると(19時)、待っていたかのように意識を失われたので、救急車で近隣のとしま昭和病院に運ばれ入院となりました。その後、意識は回復せず今日に至っています。
 病院からは、この様な状況はこれからもずっと続くであろう。現在は点滴による栄養、水分確保、カテーテルによる排尿のみの医療処置であり当病院に入院している必要はなく、転院することを進められ、病院も探してみますので」との事です。ケアマネのNによる報告を聞く不安そうな娘さんは、自分も働いていること、近くの病院だったので毎日仕事の帰りに訪れ、元気な時と同じように対話をしたり、今まで母にお世話になった事などを語ったりして、自分も少し心が落ち着いてきたこと、紹介された病院は所沢とのことでした。知らない遠くの病院に入院する事になるのは辛い旨の思いを語られました。
 
 この様な中で、働きながら生活を支えていらっしゃる娘さんの支援とあわせて医師、保健師、ケアマネージャー、ホームヘルパーステーション、治療士、みらいはチームを作り、風の樹ビルの一室を使いターミナルケアを進めることになりました。
 私たちは94才のK・K子さんのより美しい日々のために新しい一歩を踏み出しました。
 さてその後、3ヶ月間意識がなかった(植物状態)が、ある日目を開いた。「口をあけて」といえば口をあけるようになった。足を上げてといえば足をあげるようになった。ある日、「バニラアイスが食べたい」と。
 
 今、K・Kさんのお部屋はいやしの部屋、みんながのぞいて「目を開けて」「笑って」などとお邪魔をしています。こんな奇跡のような事が、私達の身近に起こっているのです。
 私たちは「K・K子さん ありがとう」と言いたくなるぐらい、胸がドキドキするほど嬉しいです。ご家族と共に手を握り合い喜び、また明日に向かってより豊かな時を大切にしたいと心がはずみます。

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